プリエフ(PLIEF)とは、素材の裏に、熱圧着の芯地を貼り付けることによって生まれる成形力を利用して、商品化したシリーズです。
プリエフ加工プレーンシェードへの応用
たとえば、上下にたたみあげるシェードの場合、生地によってはたたみジワが出来ることがありますね。
しばらく、そのまま放置しているとせっかくのオーダーカーテンも台無しになってしまいます。
特殊な薄い芯地を熱の力で裏面に圧着させることで、いつまでも美しい状態を保つことができます。
プリエフ加工の技術を応用してシェード表面に出来る縫い目をなくすことが出来ます。
「シェード表面に出来る縫い目」とは、昇降のためのリング付きテープを生地に縫い付ける際に出来るもので、プレーンシェードにおいて避けては通れない工程です。
一般的な透過性のある生地では気になりませんが、遮光性のある生地の場合、小さな隙間からの光漏れが思いのほか目立ちます。→遮光シェードの光漏れについて
《価格例》(写真は店内展示サンプル )
幅×高さ:1600×1800
3180円/mの生地
68,250円
プリエフ加工ロールスクリーンへの応用
また、この技術はロールスクリーンにも応用できます。
カーテン生地をロールスクリーンにする場合、今までは素材を安定させるために、生地に特殊な樹脂加工をしていました。そのため、同じ部屋でのコーディネートとしてカーテンと同じ品番、同じロットの生地を使ってロールスクリーンにしても、表面の加工のために変色したり、生地本来の風合いが損なわれていました。
プリエフ加工にすると、芯地は裏面だけにつけるため、生地の表面はお好みのものを選ぶことができ、変色しません。
プリエフ加工によって好みの生地でロールスクリーンを作ることが出来ます。
ただし、プリエフ加工には大きさや操作に制限があります。
プリエフ加工では2種類の異なった生地を段差なくフラットにジョイントすることが出来ます。そのため、この施工写真のように複数の生地を使ったロールスクリーンを作ることが出来ます。
《価格例》(写真は店内展示サンプル
)
幅×高さ:1600×1800
1700円/mの生地と1400円/mの生地の組み合わせ
39900円